Develosは完璧なER定義ツールを目指すより、実務において必要なものを提供します。
まずはDevelosが何を提供しているかをお読みください。
システムによってはMSSQLとOracleなど異なるDB製品を同時に使う場合はあります。
Develosはこのような状況を想定し、複数のDBをそれぞれのERツールを使うことなく、管理できるようにしています。
簡単にいうとカラム型の物理的グループ機能です。
データ・ドメイン、ドメインなどERツールやDB設計時に様々な名前で呼ばれているようです。
Develosではカラム・ドメインという名前でカラムのデータ型、カラムの桁数、カラム名称のプレフィックス、サフィックスをグループ化し、
テーブルをまたいだ外部キーや類似・同カラムのグルーピング機能を提供します。
例1)あるシステムで名称はすべてvarchar(20)を使うとします。しかし国際化対応のためnvarchar(20)にデータ型を修正する必要がでてきました。
テーブルは50テーブル以上存在し、名称は各テーブルで少なくても1カラム以上存在します。カラムドメインがなければ、50以上のテーブル定義をメンテナンスする必要がありますが、カラムドメインを使えばカラムドメインの定義を修正するだけで全テーブルに自動反映してくれます。
例2)今まで顧客名は暗号化せずにテーブルに保存していました。しかし個人情報保護の強化のため顧客名が登録されているすべてのカラムを探し、暗号化をかける対象を特定しないといけません。今のシステムは様々なテーブルに顧客名が入っていて探すには一つずつ確認するしかありません。しかし、カラムドメインで顧客名という論理的な意味でグルーピングを事前にしておけば探す必要もなく一瞬で対象がわかります。